「ダボス会議」の主催で知られる「世界経済フォーラム」は、政財界をはじめ、各界の指導者など世界の叡智が集まり、世界の経済的、社会的な問題の改善に取り組むことを目的にしています。その「世界経済フォーラム」が、今年度の「ジェンダー・ギャップ指数(男女格差指数)」を発表しました。
それによると日本は75位。先進7カ国はもとより、アジアのなかでも日本は後進国です。それでも、2006年79位、07年91位、08年98位と下がる一方だった日本の男女間格差が、09年にようやく上昇傾向に転じた、つまりギャップを埋める方向に動いてきたわけです。
「ジェンダー・エンパワメント指数」が、女性の社会進出の達成度を示すのに対して(こちらは08年58位)、「ギャップ指数」は文字通り男女「格差」に注目しての指数。日本の評価を項目別にみると、「賃金格差 99位」「就業率格差 83位」。
なお、1位はアイスランド、以下フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、と北欧諸国が優位を占めています。